スタッフブログ

  • 2020/04/23

    あえて残すという刈り方

    最近、「高刈り」という言葉をよく耳にしませんか?実は、近年草刈り業界で注目度がどんどん上昇している刈り方なんです。

    「草はできるだけ短く刈りたい」みなさんそうおっしゃいますし、私もそう思っていました。わざわざ草を残して刈るなんて意味がないし、またすぐに刈らなくてはいけなくなってしまう、そうお思いの方も多くいらっしゃるかと思います。

    ところがこの「高刈り」、研究が進むにつれ様々な良い効果があることが分かってきたのです。

    雑草は大きく分けて2種類あり、横に葉を広げる広葉雑草と縦に伸びるイネ科雑草に分かれます。地際で草を刈ると、成長点が高いところにある広葉雑草は勢力が小さくなり、逆にイネ科雑草の成長の弾みがつきます。

    そうすると草は縦にグングン伸び、すぐにまた刈る必要が出てきます。しかし、広葉雑草の成長点よりも高いところで刈ることにより、それらを生き残らせて草の丈を抑えられ、結果的に年間の草刈りの回数を減らすことができるのです。

    さらに広葉雑草が増えることにより、カメムシを捕食してくれるクモやカエルが住み着きやすくなり、お米作りの害虫抑制にもなり減農薬にもつながってきます。

    高い位置で草を刈るので、刈刃が小石を跳ねてしまったり地面へ喰い込んでしまう事が大幅に減り、刈刃を頻繁に買い替える必要もなくなり、ランニングコストを削減できます。

    また、草は上部になればなるほど柔らかくなり、抵抗感が少ないラクな草刈作業につながり、また作業時間も短縮できるのです。

    そうは言ってもやはり見た目が気になるという方もいらっしゃいますよね?ただ、ジズライザーシリーズのハイ50で刈ると5cmで刈り跡が揃いきっと想像しておられるよりも綺麗に仕上がると思います。

    実はイネ科雑草の場合、地面ギリギリで刈っても5cm残して刈っても、1ヶ月後の草丈は変わらないんです。だったらラクに短時間で草刈作業を済ませた方がいいんじゃないか。そんな発想が今、注目を浴びています。試してみる価値ありの新発想です。